トリカブトが沢山咲いていました
靴紐を掛けるフックが折れて
しまったペーターの靴
雁坂嶺で記念撮影
ペーター、休んでいる暇はないのだぞ
道路と橋が見えて来ました
どんどん下ります
三つ目の沢を渡ります
河原で一休み
来た道を下ります
下山開始
底がベロベロに剥がれてしまったハイジの靴
急いで雁坂嶺に向かいました
タイムリミットの11時をちょっと過ぎてしまいましたが無事到着
雁坂嶺でゆっくりはしていられません
雁坂峠に近づいて来ました
急いで峠に戻ります
お隣の水晶山が大きいです
雁坂峠で記念撮影
ペーター頑張りました
念のためロープを出しました
一つ目の沢を渡ります 見るからに嫌らしく危険な香りがします
コース&タイム 2023年8月25日(金)晴れ
3:10家出発→5:25雁坂トンネル駐車場→朝食・準備→5:58出発→反対側に歩いてしまったり神社でお参りしたりウロウロ→6:10正式に出発→6:50~55林道終点で水分補給→7:10~28 1回目の沢の渡渉 ロープ使用→7:55~8:00 3回目の沢の渡渉の前に苺コアラのマーチ休憩→8:44~50井戸ノ沢 水分補給 4回目の渡渉→9;30見晴らし良くなる ジグザグ道→10:08~15雁坂峠(2,082m)11:03~06雁坂嶺(2,289.4m)→ハイジの靴底剥がれる→11:33~12:01雁坂峠 昼食→12:55~58井戸ノ沢 おんじ水汲み→13:31~38 2回目の渡渉 水分補給 ハイジの靴の針金やり直し→ボッカ中の小屋の人に会う→13;44 3回目の沢の渡渉→13:56~14:00 4回目の渡渉 ロープ出す→ハイジの靴の針金取れたので結束バンドで締める→14:16林道→14:53駐車場→15:26出発→17:56家到着
明るく気持ちの良い雁坂峠(2,082m)
木々の間から日が射しこんできました
トラバース道が続きます
沢沿いに進みます 別世界のように涼しいです
まだ夏の雲です
←危険な4番目の沢も無事に通過
3回目の渡渉の前に一休み
「ナメラ沢に行く方はこちらから」だそうです
雁坂峠から南西方面を望む
 林道に出ると真夏のギラギラの太陽が照り付けて暑い事!空を見上げると白い雲がモクモクで、まぎれもなく夏。秋の気配は全くありませんでした。でも茅ヶ崎と違って空気が乾燥してるせいかカラッとした暑さでした。駐車場間近になって先を歩いてたおんじに不思議な出来事がありました。岩の上に、おそらく猿か何かの動物の物と思われますが、小さなしゃれこうべが置いてあったというのです。おんじがそれを写真に納め歩き出すと突然!右足のふくらはぎに激痛が!肉離れを起こしてしまいました。『これは何か霊的な存在が写真を撮ったことに腹を立てているのかも。』そう思ったおんじは慌てて写真を削除したそうです。この痛みが治まるのに数日掛かったようです。因みに、ハイジはこの小さなしゃれこうべには全く気付きませんでした。この話、信じるか信じないかはあなた次第です。
 14:53駐車場到着。遠いのと渋滞があったせいでいつもより遅く18時少し前に家に到着。景色良く、雁坂嶺も登頂でき、静かで楽しい登山でした。次回はまだこのまま夏が続けば沢登りに行きたいと思うのですが、近頃天気の移り変わりが急激なので、夏だと思っていたら突然に秋になってしまうかもしれません。果たしてどうなるでしょうか?
←甲府の街が見渡せました
雁坂峠に戻って来ました
雁坂峠に着きました 見晴らし良いです
3回目の渡渉の後は急な登りとなりました
左で正解
右に行ったら違うようなので引き返し左へ行きました
ゲートを越えて出発
なんとか11時に雁坂嶺(2,289.4m)に着きました
雁坂峠から雁坂嶺に向かいます
雁坂峠から水晶山(2,158m)を望む
 40分程林道を歩きみずきり沢橋を渡ると滝が現れ林道終点となりました。そこで一休みして水分補給をして山道に入りました。沢沿いのなだらかな道です。15分ほど歩くと一つ目の沢に出ました。沢を渡らなくてはならないのですが、見るからに危険な香がプンプン匂う嫌らしい感じでした。一旦急な岩場を下った所に沢があり、沢の岩はぬらぬら光っていて滑りそうだし左側が切り立っているので滑落したら大変なことになりそうでした。ロープが渡してありましたが、一応念のため自前のロープを出してペーターを確保しながら渡ることにしました。実際渡ってみると見掛けほどではなく、無事渡ることができました。ここで少し時間が掛かってしまいましたが、何が起こるか分からないので安全第一が我が家のモットーです。2回目の渡渉は石を伝って難なくクリアー。沢沿いを進むので涼し過ぎて肌寒いほどです。快適です。今回も熱中症予防のため、飲料は3人で8ℓ持参し、ハイジはペットボトルを手に持って、自分とペーターにチョコチョコ水分補給をしながら歩いて行きました。でも、涼しいので、先月の鳳凰三山の時ほど心配ないようでした。3回目の渡渉の前に河原で一休みしました。
 3回目の渡渉は岩を伝ってなんとか無事終了。渡ると直ぐ急斜面を登ります。ここからルートは次第に沢から離れて行きました。45分ほど歩くと4回目の渡渉地に着きました。道標に「井戸ノ沢」とあります。ロープが付いていましたが、特に問題なく渡渉できました。そこからはどんどん高度を上げ沢は下方になり、やがて見えなくなり、沢の音も聞こえなくなりました。道はウネウネジグザグと進んでいきます。峠はあの辺りだろうと目星を付けていた所とは反対の方に行ったかと思えばまた元の方向に戻り、このまま上に行くのかと思うと、また違う方向に進んだり。上方に明るい笹原が見えて来ました。昔登った時の頂上直下の笹原の記憶があったので、そこを登るのかと思うとまた方向が変わり、着きそうでなかなか着きません。例によってペーターは、1~2m登っては座り込みを繰り返しています。初めの頃は顔もにこやかでしたが、次第に本当疲れた顔になって来ました。これまでは水分補給をしてもほんの一口二口飲むだけでしたが、今はペットボトルを渡すとゴクゴク一気に飲んでしまいました。でも、雁坂峠はもうすぐのはず。励ましながら登って行きました。そして、ついに記憶通りの笹原のジグザグ道になりました。本当に峠はもう間近です。頑張れ、ペーター。
奥秩父 あ~涼し 雁坂峠・雁坂嶺
 靴が岩に引っ掛かるような感じがしたと思ったらハイジの左の靴の先端のソールがベロンと剥がれてしまいました。それ以上剥がれないように気を付けながら歩いていましたが、どんどん重症化して、雁坂峠に着いた時には全体が剥がれてベロベロになってしまいました。間もなく、おんじとペーターが下りて来たので峠でお昼ご飯にしました。他に誰もいないので素晴らしい景色を独占しながらおにぎりやパン、カステラ、スナックを食べました。食後にハイジ靴底の応急処置をしました。ハイジはこういう時のために、結束バンドやビニールテープ、ガムテープを持ってきていました。結束バンドは。以前Eテレの「楽しいキャンプ」的な番組で靴底が剥がれた時は結束バンドが有効というのを紹介していたので、以来必ず山に持って行くようにしているのでした。今こそそれが役に立つ時が来たのです。ところが、おんじは針金を取り出してきて「取り合えずこれで締めて見よう。」と針金でグルグル巻きにしました。偶然にもペーターの靴のフックも折れてしまっていましたが、こちらは軽症で手当は要らないようでした。さて、準備ができました。名残り惜しいですが下山開始です。
看板の内容をまとめますと、雁坂峠は南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠と共に日本三大峠と呼ばれています。大和尊が蝦夷平定の際に通ったと日本書紀に記されており、日本最古の峠と言われています。また武田信玄が利用し、江戸には秩父巡礼のため大勢の人たちが通ったそうです。この峠の上空を雁の群れが飛んだということで雁坂峠の名前がついたそうです。
 遠いので早朝3時頃に出発することとなり、ペーターが寝てくれるか心配でしたが、いい具合に夜9時半には眠りについてくれました。予定通り朝3時10分出発。勝沼インターを降り雁坂トンネルを越えた、雁坂有料道路料金所前の駐車場に5時25分に着きました。車内で朝食を食べ、外に出るとヒンヤリ。このところ毎朝、「おはよう。朝から暑いね。」が挨拶言葉になっている我が家との余りの温度差にびっくりでした。5:58出発。ゲート前の看板の矢印は→(右)となっていたのに、ゲートを越えた所に置いてあった道標には「←(左)雁坂峠」となっていたので「一体どっち?」と迷いましたが、表
ゲート前の看板通りに→(右)の方向に行ってみました。しかし、どうも違うようなので戻りました。駐車した所の斜め向かいに赤い橋があったので「そっちかな?」と行って見たら小さなお社があり行き止まりでした。折角なので安全登山を祈願してきました。そして今度はゲートの外側の道標通り←(左)の方向に林道を歩いて行きました。やはりこちらが正しかったとすぐに分かりました。10分ほど時間をロスしてしまいました。

登りとは打って変わって元気なペーター
懐かしい雁坂峠
見覚えのある笹原のジグザグ道を登ります
 雁坂峠はハイジは2回目でした。昔大学生の頃、妹と二人で北の十文字峠から甲武信岳に登り雁坂峠から今回登るルートを下ったことがありました。実は十文字峠に向かう途中で露出狂に遭いとても恐い思いをしました。護身のためにナイフを手に二人で必死に逃げるように登り辿り着いた十文字小屋のおじさん、おばさんに暖かく迎え入れられホッとしたこと、また、雁坂峠では、高校の山岳部の後輩にばったり出会ったことなど、なかなか思い出深い山行でした。でも雁坂峠からの記憶は直下の笹原のジグザグ道しかありません。
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もうすぐ9月ですが真夏の空です
ふもとは暑いです
まだまだ真夏の空だね
トリカブトの群生地も越えます

靴底剥がれる
雁坂嶺から下って来たペーター
他に誰もおらず独占状態でした
景色を楽しみながらお昼ご飯を食べました
 登って来た道をジグザグ下ります。井戸ノ沢を渡り少し行くとハイジの靴の針金がずれて緩んでカパカパしてきてしまいました。2回目の渡渉の所で先に下ったおんじたちが休んでいたので、もう一度針金を締め直してもらいました。歩き出すと本日初めて出会った登山者が登って来ました。と思ったら段ボールの箱を幾つか積み上げた見るからに重そうな荷物を背負っていました。聞けばやはり山小屋の方で、小屋へのボッカの最中でした。「夕立が来ないといいけれど。」と行って去っていきました。この日出会った人間はこの方だけでした。5分ほど歩くと、またもやハイジの靴の針金が緩んでベロベロなってしまいました。最後の危険な渡渉の所では念のためまたロープを使ってペーターを確保しながら渡りました。この辺りは右側が切れていて危険なので、少し歩いて広い所でハイジの靴の処置をやり直しました。おんじは「針金は駄目か。結束バンドにするか。」と針金を諦めたので、ようやく結束バンドの出番となりました。その後駐車場に着くまで、結束バンドは緩むことはありませんでした。やはり靴のソールが剥がれた時は針金より何より結束バンドが有効なようでした。ただ、難を言えば長すぎてピンと左右に飛び出していたので鋏があると良いと思いました。
快調に下って行きます
針金より結束バンド
井戸ノ沢を渡ります
水晶山の眺め素晴らしいです
 そして、ようやく懐かしい雁坂峠に着きました。南側には大きく水晶山。この山を越えて笠取山に向かうルートが伸びています。西には富士山(真ん中に雲がかかっていましたが)、南に大菩薩方面の山々、南西には広々と甲府盆地が見渡せます。雁坂峠は他に誰も人がおらず独占状態です。こんなに天気が良いのに、人気ルートなのに、平日だからでしょうか。それとも暑いのでもっと高い山に登っているのでしょうか。時刻は10:08帰りのことを考えると微妙な時間ですが、この先の雁坂嶺までコースタイムで40分程だというので足を延ばすことにしました。またここに戻って来るので、ペーターの荷物は雨具や着替え、重たいトーマス図鑑などだけなので置いて行こうとしましたが、普段と違うことは頑として受け付けず、背負ってしまうペーターでした。相変わらずちょっと登っては座りこむので、おんじが「そんなんじゃ着かねーぞ。11時までに着けそうもなかったら途中で引き返すからな。」とイライラ。ハイジは内心『なんでそんなに早く帰らなくちゃならないんだ。明日はお休みだし。ちょっとくらい遅くなったっていいじゃないか・・・』と思いつつも、ハイジのできうる限り早く歩いて行きました。ペーターも座り込みはするものの、促せば直ぐに立ち上がってくれました。しかし予想していたより雁坂嶺は遠く「あのピークかな?」と思うと次のピークが幾つも現れ、なかなか着きません。『ここまで来ているのに本当にちょっとでも11時を過ぎれば引き返すつもりだろうか・・・だとすると無理かも・・・』と諦めムードになっていた時「頂上まであと10分」という看板が現れました。これには大いに励まされました。おりしも傾斜はなだらかになり、歩みもはかどりました。おんじもこの看板を見て『あと10分なら行くか・・・』という気持ちになったと思います。そして11:03ギリギリセーフ(?)で雁坂嶺に到着しました。ここは山梨100名山の一座ですが、展望は殆どありません。写真を撮って早々に雁坂峠に戻ることにしました。ハイジは膝が悪くて早く下れないので先に出発してどんどん降りて行きました。

懐かしいジグザグ道
沢沿いでとってもクール
思い出の雁坂峠
林道に出ました
峠からの眺めは最高
見晴らしの良い所に出ました
4回目の渡渉 井戸ノ沢で水分補給
みずきり沢橋です
トラバース道を行きます
滝が見える所で一休み
広々とした所に出ました
橋を渡ります
苺コアラのマーチ菓子食べて元気を付けます
ここから山道に入ります

【おしまい】(*^▽^*)

車までもうすぐです
涼し~
 8月も終わりに近づいて来ましたが、まだ夏の真っ盛りといった危険な暑さの毎日です。『もう一回夏山を楽しもう!』ということで、奥秩父の雁坂峠、雁坂嶺への登山を計画しました。涼し気な沢沿いの道を歩きます。このところ、天気が不安定です。晴れていても俄かに黒雲が湧いてザーッと激しく雨が降ったりします。そういうリスクが低そうな25日の金曜日に、ペーターにはお仕事を休んでもらい出かけることになりました。
長い夏を楽しもう
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