下山ルートは、すみ沢を下る一般道でした。時間が早かったので、大谷ヶ丸まで足を延ばすこともちらっと考えましたが、そうすると、帰りがグッと遅くなってしまうので諦めました。この近くに鎮西池という池があるようなのでそこに立ち寄ることにしました。先程のおじさんは大谷ヶ丸まで行くということでした。下り始めて間もなく、後ろから、まるでトレイルランナーの様にタカタカ駆け抜けて行く人がいました。早い!早い!元気で膝が丈夫でうらやまし~。急斜面を下ると平らな所に出ました。大谷が丸への分岐地点です。「はて?鎮西池はどこ?」どこにも見当たりません。地図を見ながらおんじ曰く「鎮西池は、大谷ヶ丸への道の途中にあるらしい。」ということなので寄るのは止めて、そのまま、なだらかなだだっ広い広場を下って行きました。大谷ヶ丸が大きく見えており、とても気持ちが良く、この先これ以上の所は無いように思われたので、ちょっと早いけれどここらでお昼にしようと言うことになりました。すみ沢ルートは人気らしくどんどん人が登って来ました。この人たちが頂上に着く頃には霧が晴れて、富士山や大菩薩の眺めが得られるでしょうか?また、驚いたのは登って来た浜立尾根とこちら側の気温が違っていて、こちらの方がずい分寒い事でした。そのせいか、紅葉の進み方もこちらの方が早いようでした。
 この日は定番カレーパンとカステラはなく、照り焼きバーガーやおにぎりやチョコバームクーヘンやミニどら焼きやポテトスナックを食べました。相変わらずペーターは食べるのが早すぎで、ハイジがおにぎりの包みを開けている間にもうバーガーを食べ終わり、次のものを要求していました。
山梨県大月浜立山~滝子山~すみ沢
頂上真っ白で何にも見えんかったけど・・・紅葉綺麗だったからまっいいか・・・ 
すみ沢沿いに下ります
すみ沢に向かう道はなだらかでした
またすぐ急になりいじけるペーター
すみ沢はいい感じ
『そろそろ紅葉きれいかな?』ということで山梨県大月の滝子山に出かけました。前回登ったお坊山と同じ、桜自然公園に駐車し、登山地図にはルートが記載されていない浜立尾根を登り、すみ沢沿いに下る計画でした。ところが、ネットで登った人の記録を読むと、登りに5時間半も掛かっています。『普通の人でこんなに時間が掛かるのに私ら頂上にたどり着けるのか?』と不安になってしまいました。また、上空の寒気の影響でこのところ天気が不安定。あちらこちらで突然雷が鳴って雹が降ったりしているのも、近頃各地で熊が出没し、前日も大月で畑仕事をしていた人が襲われたのも気掛かりでした。でも『時間が掛かって頂上に行けなくても、滝子山はも2回登っているからいいや。天気は山梨県は大丈夫そう。人気の山なので人も多いから熊も敬遠するだろう。』と不安材料を一つ一つ打ち消して決行することにしました。
 ペーターは前夜10時頃ハイジが寝る時に寝てくれ安堵。朝4時きっかりに家を出ました。6時4分に桜公園内の空き地に駐車。公園の入り口には熊などの野生動物が外に出ないように扉ができ、いちいち開け閉めをして入らなくてはなりませんが、大月で熊に襲われたニュースを聞いた今となっては納得でした。車中で朝食を取り外に出ると予想していた朝の冷え込みは無く、上着を着る必要も無く、手袋でなく軍手で大丈夫でした。
 浜立尾根の登り口は駐車した所からほんの2分ほど、鉄塔を過ぎてカーブになった所にありました。赤いテープがぶら下がっていました。他にも登り口があるそうですが、ここからの方がなだらかということでした。ところがどっこいなかなかの急登。ここより急なんてもはや崖?急登嫌いのペーターも最初なので頑張って登っていました。やがて尾根に出て少しなだらかな登りとなりホッとしたのも束の間、すぐにまた急登。そろそペーターの座り込みも始まりました。でも、何も声掛けしなくても、しばし待っていると自ら立ち上がり歩き出してくれました。偉いぞ!ペーター。また少し緩やかになったと思ったらまたもや目の前に急登が現れました。そこで一休み。アーモンドチョコを食べて力を付けました。紅葉は下の方はまだまだこれからという感じでしたが、ここまで来るといい感じに色付いてとても綺麗でした。登るにつれてだんだん下から霧が湧き上がってきました。そして道は次第に岩場になってきました。行先に浜立山と滝子山のピークが見えました。まだまだ先と思っていたのでちょっと驚きました。これなら予想より早く頂上に立てそう。浜立山で引き返す事もなさそうです。間もなく、眺めが素晴らしいという仏岩頭への分岐地点に出ました。私達は、霧も上がってきているし遠くで雷の音もかすかに聞こえてきたので仏岩頭に寄り道せず先を急ぐことにしました。間もなく浜立山(1,482m)に着きました。小さなピークでした。頂上からの展望は有りませんが紅葉が素晴らしかったです。 
林道に出ました
とても気持ちの良く楽しいルートです
朽ち果てた小屋の跡
見晴らしが良いらしい仏岩頭入り口 私達はパス 
浜立山を下ります
急登です
大谷ヶ丸が大きく見えています
気持ちがいいのでここでお昼ご飯にすることになりました
頂上はもう少しです
 しばらく進むと以前登ったことのある寂しょう尾根との合流地点に出ました。丁度登山者が一人登って来ました。そこから20分ほどの急な登りを経て滝子山頂上(1,590.3m)に立つことができました。予想よりずい分早い到着でした。事前に調べた5時間半掛かった人はどうしちゃったのでしょうか?仏岩頭で時を忘れて景色に見入ってしまったのでしょうか?頂上は霧に包まれており真っ白。この山は大月市の富士山の絶景第4位に選ばれており、本来なら目の前に富士山、北には大菩薩の山々の素晴らしい眺めが広がっているのですが、見えたのはわずか大谷ヶ丸のピークだけでした。先程寂ショウ尾根の分岐で出会ったおじさんが「ま、こういう日もあるさということですね。」とその場に居た他の二人の登山者を慰めていました。私達は以前登った2回共、とても素晴らしい景色を見ることができていたので、それを思い出して下山することにしました。何しろ景色は見えないし、人も多いし、まだ時間が10時過ぎでお昼ご飯には早いしということで、下山途中、適当な時間と場所でお昼を食べようと言うことになったのでした。
寂ショウ尾根との合流地点
浜立山に到着 見晴らしは有りませんが紅葉が素晴らしいです
急登です

見事な紅葉

今回の登山も終わりに近づいてきました
 予想よりずい分早く3時前に家に着いてしまいました。余裕で後片付けも出来ました。ペーターもあまり疲れていない様子で、いつもなら帰ってすぐにベッドに行き寝てしまうのに、ずっと居間に居てハイテンションでニコニコでした。綺麗な紅葉見れて良かった良かった。 
 すみ沢沿いの道はとてもなだらかで美しい道でした。今の時期も良いけれど新緑の頃もきっと美しいことでしょう。やがて、前回お坊山に登った帰りに通った、曲沢峠からの道と難路との合流地点に来ました。ここからは前回下った道なのでよく覚えています。今までより急でやや荒れ模様です。そして2つの橋を渡り林道に出ました。ここは、前回登った大鹿峠への道の分岐地点です。少し歩くと車が見えて来ました。前回駐車した所よりずっと下の方と思っていたのですが、実はすぐそばでした。
広々とした所に出ました
大谷ヶ丸への分岐地点です
残念!頂上に展望無し
高度が上がるにつれ紅葉が色鮮やかになって来ました
登り口はすぐ近くでした
広場での昼食後すみ沢ルートで下ります
広場でお食事
唯一大谷ヶ丸だけが姿を見せていました
広場での昼食後すみ沢ルートで下ります
車まですぐでした
帰り支度中
再び橋を渡ります
見事な紅葉
あれ?鎮西池はどこ?
周りは真っ白で富士山も大菩薩も見えませんでした
滝子山に着きました
得意の座り込み
急登急登にまた急登
急登が続きます
ピークに出ました
出発です ペーターしっかりね!
滝子山へ紅葉狩り
コース&タイム 2023年10月28日(土)晴れ時々曇り
4:00家出発→5:50桜自然公園内の空地に駐車 朝食・準備→6:15出発→6:18浜立尾根登り口→急登→6:50尾根に出る ややなだらかになる→再び急登→8:17~20アーモンドチョコ休憩→急登→9:16仏岩ノ頭入口 通過→9:18~20
浜立山(1,482m)→9:44寂ショウ尾根分岐→10:07~15滝子山(1,590.3m)→10:26大谷ヶ丸への分岐→平らな広場→10:23~59昼食→すみ沢沿いに下山→11:40大鹿峠と難路との分岐→11:57難路との合流地点→12:25橋渡る→12:41二つ目の橋渡り林道へ→12:52車→13:23出発→14:57家着
気持ちの良い広場に下って来ました
早く帰って来ちゃった

【おしまい】(^'^)

鎮西池に向かいます
展望は無いし人が多いので早々に下山
元気に沢を渡ります
ちょっとお休み
滝子山への急登
まだまだ急登です
ずっと急登です
サイドが切り立ったトラバース道です
尾根に出て少しなだらかになりました
滝子山への急登
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滝子山頂上で
美しいすみ沢ルート

【おしまい】 (^-^)

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