通行止めのゲートを越えて林道をしばらく歩きます。林道から外れて山道に入って下り、やがて天神山の登りになります。『また登りかよ。』とペーターは再びがっかりしたかも。でもすぐに樹林におおわれた山頂に着き、そしてまた下りです。やがて見覚えのある石の祠のようなものが現れました。そこからまた下り、下に道路が見えてきた所で強引に斜面を下って道路に出ました。この林道を左に行くと、見るも恐ろしいほどに崩落した所があります。私達は右に進みます。道路を少し歩いてまた山道に入りショートカット。下に神社のような屋根が見えて来ました。そこで安全に登山できたことを感謝し、道祖神や石仏の前を通り、また道路へ。すぐそこが山口橋でした。
2023年初登りは丹沢
白くらノ頭
~湯船山~サンショウバラの丘~世附峠
民家が並ぶ道を下って行きます
 5時少し前に家を出発。東名高速を使い6時18分に、昨年の不老山の時と同じ、山口橋の空き地に車を止めました。朝食を取り準備をしていると、もう一台車がやって来ました。その方は登山ではなく狩猟に来たということでした。同方向のようなので、おんじは誤って撃たれないかと心配していました。心配し過ぎやろ。不老山とは逆方向に民家の並ぶ道を下って登り口を探します。細道があったので辿って行きましたが、地図で確認すると右手上に見える鉄塔の脇を通らなくてはならないはず。どうやらこの道ではないようです。先程の民家の脇のどこかに登り口があったのでしょう。右手に沢の水が勢いよく流れている溝がありました。そこを越えて急斜面を登って正しいルートに出ることにしました。ズブズブズリズリと滑る急斜面を少し登った所で、ペーターが足を滑らせ「あっ!」と思った瞬間、そのまま勢いづいてまさかの滑落。ハイジ思わず「あぶな~い!!」と大声で叫んでいました。高さはあまりなかったのですが、下の溝にはまれば水に濡れるだけでなく、足を怪我をする恐れがありました。幸い溝には落ちず、怪我も無くやれやれでしたが、ハイジ心臓バクバクで立ち直るのに10分くらい要しました。全く何が起こるかわかりません。今年も残念な初登山になるのかと嫌な予感です。
御正体山
サンショウバラの丘最高
下りは一般道で
昔登ってたのね
ペーターまさかの滑落
急斜面から林道に出ました
下に道路が見えたので急斜面を下ります
山口橋から出発

白くらノ頭への途中見晴らしの良い道に出ました

箱根の山々
急なピークを登り詰めると絶景が待っていました
道標に悪沢峠とありました
騒音の原因はこれだ! 富士サーキット
湯船山頂上は展望は無く地味です
最後の急登だ頑張れ!
緩やかな下り この辺りでハンターと再会
小ピークに出ました
明るく眺めの良い林道に出ました
ここからまた山道に入ります
小屋がありました 今は使われていないようです
明るい斜面を登って行きました
目指していた第五鉄塔に出ました
コース&タイム 2023年1月21日(土)晴れ時々曇り
4:54出発→6:18山口橋 空地に駐車 朝食・準備 ハンターと会う→6:55出発→7:11正しいルートへの急斜面でペーター滑り落ちる→7:21茶畑脇の正しいルート→7:32第5鉄塔→8:23小屋→8:34ハンターと再会→8:40~50見晴らし抜群の道路 ポッキー休憩→
9:52白くらノ頭(978m)10:22~30湯船山(1,040m)10:55~11:16白くらノ頭 昼食→12:18悪沢峠→12:31サンショバラの丘→12:40世附峠→12:48不老滝方面と天神山方面との分岐→13:10天神山(690m)→13:16祠→13:32林道→14:01社→14:05山口橋→14:38出発→16:10家到着 

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 昨年の不老山登山に比べたら、今回は数段おもしろい山行でした。ペーターが、にこやかに元気に歩けていたのが何よりです。驚いたことは、今回が初登頂だとばかり思っていた湯船山でしたが、実は昔、子供たちが幼い頃に、西の明神峠から登っていたことが後に判明しました。すっかり忘れていて、頂上に立っても記憶は全く甦って来なかったのでした。ごめんね、湯船山。
 この日は晴れていても寒く、登りでも暑くならず、ずっと上着や手袋が放せませんでした。ハイジは冬山用の厚手の手袋、毛糸の帽子、マフラーやマスクまでしていましたが、風が吹いたり休んだりするとみるみる冷えていきました。でも、雪はひとかけらもありませんでした。それはこの時期としては珍しいと思います。来月はもっと寒さが厳しく、雪があるかもしれませんが、寒さに負けずまた頑張ります!
不老山
生えているのは山椒ではなくサンショウバラなのでした
湯船山
湯船山
来た道を振り返る 明るい所は登ってきた白くらノ頭への尾根
ここでお昼ご飯にしましょう
 白くらノ頭では写真だけ撮ってすぐに湯船山に向かいました。ここからは一般ルートで、いくつかの上り下りはありますが快適な稜線歩きです。30分程で湯船山に到着。ここでは、ずっと気になっていたブンブンブォンブォンという車の唸りがますます大きくなり、うるさいほどでした。騒音の原因は下に見える富士サーキット場でした。車好きの方には申し訳ないですが、ハイジ一家には騒音でしかありません。折角の楽しい気分が台無しです。特にペーターはチェーンソーの音が大嫌いで、幼い頃は良くパニックを起こしていたのですが、それに似た車やバイクの唸りは私達以上に嫌だったことでしょう。よく耐えたと思います。湯船山は騒音さえなければ地味ながら良いピークだと思いますが、展望が無く、この時丁度日が陰ってどんどん寒くなって来たので記念撮影だけして来た道を引き返すことにしました。
急な登りで座り込むペーター
怪我無く無事 登山続行
この急斜面をペーターは滑り落ちました
 2023年令和5年の初登山は丹沢の西はずれ、県境近くの湯船山となりました。昨年の初登山の不老山のお隣の山です。不老山は林道歩きが多く、おまけにハイジが体調不良でいささか残念な登山でした。『今年も不老山と同様、物足りない結果になるのでは?』という危惧もありましたが、地図には無いバリエーションルートでの白くらノ頭経由なので期待もありました。白くらノ頭のくらは嵓と書き巌の異体字だそうです。湯船山からは来た道を下るか、世附峠経由でぐるりと周回するか、その場での状況で判断する予定でした。
サンショウバラの丘からの眺め
 目の前が広々と開けて道路に出ました。ここからの展望が素晴らしく、左手東には不老山、南は箱根の山々、西には雪の富士山と愛鷹山がぐるりと見渡せ壮観でした。ブルーベリー味ポッキーを食べて一休み後、道路からまた山道に入り、急斜面をよじ登るようにして先に進みました。眺めは良いのですが急登が続き、ピークに出るとまた先にピークが次々に現れるという具合で、結構登りごたえがありました。この日は天気予報通り寒く、登りでも暑くならず、ずっと上着を着たままでした。場所によっては風がピューピュー吹き付けて震えあがりました。でも景色が良く、きついけれど楽しいルートでした。ペーターも時々座り込むものの、すぐに立ち上がりさほど疲れていないようで、ずっと元気に機嫌よく登っていました。数ヶ所の這いずるような登りを経て登り着いたところが白くらノ頭(978m)でした。
山ルートを下る
愛鷹山
大涌谷
湯船山
 木の根元に悪沢峠と言う看板がありました。そこから急にルートが不明瞭になり、右の登り道か左の下り道か迷いましたが、右の登り道を選択しました。『また登りかよ。』とペーターはがっかりしたかも知れませんが、登り着いた所はサンショウバラの丘という本日最高のビューポイントでした!目の前には箱根山々、大涌谷の煙も見えます。東には大きく不老山、西には愛鷹山、残念ながら上三分の二は雲に覆われてしまった富士山が見えます。山椒の木がたくさん生えているからサンショウバラの丘と思っていたら、後で知ったことですが、サンショウバラという山椒とは別の植物の丘でした。6月頃ピンクの花を咲かせるそうです。『ここでポカポカ日射しを浴びて景色を眺めながらお弁当食べたらおいしいだろうな・・・』思いがけず最後に素晴らしい贈り物を貰った気分になりました。
 そこから下って間もなく世附峠に出ました。ここからちょっと下ると左右の道の分岐地点に出ます。左は不老滝、不老橋から山口橋に至る林道コース。右は崩落地を迂回して天神山を越えて下る山コースです。去年はこの山ルートを登り、下りは林道を歩きました。林道歩きは長く退屈だったので、少し分かりにくいのですが山コースで下ることにしました。
不老山
湯船山方面のながめ
気持ちの良い道です 後は湯船山
ボロボロのベンチがありました ベンチには必ず座ってみたい
紅茶をゴクゴク
世附峠へ一般道を下ります
白くらノ頭に戻って来ました
菰釣山
湯船山に向かいます
これまでの登りに比べたら楽勝です
白くらノ頭到着
 下りの方が多くラクチンな道を楽しく歩いて行きました。左に大きく御正体山や菰釣山が見えました。丁度白くらノ頭辺りで、また日射しが戻って来たので「ここらでお昼にするべか。」ということになりました。ここからは、登って来たバリエーションルートを下るか、このまま一般道を世附峠経由で下るかの二通りの選択肢がありました。登って来た道の方が距離は2,5㎞程短いのですが『とても急だったのでかえって時間が掛かるかもしれない。またペーターが滑り落ちる危険も無いとは言えない・・・』ということで一般道を下ることにしました。途中幾つかピークは有りますが、ほぼなだらかで歩きやすい道です。4~5組の登山者たちとすれ違いました。不老山~湯船山~明神峠と縦走するのでしょう。
急登が続きます
眺めの良い尾根です
 気を取り直して這いつくばって急斜面登ると茶畑に出ました。脇に正しいルートがありました。その後はしばらくなだらかな明瞭な道を登って行きました。目印にしていた第五鉄塔を越えると、とたんにルートは不明瞭になってきました。あちこちにルートのような踏み跡がありますが、どれも違うようにも見えます。まあ、上を目指ざして登ればどこを通っても行けそうだったので気にせず登って行きました。時々ハンターの銃声が聞こえてきました。それから、ブォーン、ブォーンと車かバイクの唸りのような音も聞こえてきました。この音はその後段々大きくなってずーっと付いてきました。
 小さな廃屋が現れました。林業の人たちが使ったのでしょうか?それから少し急になり、ピークを越えた辺りに、朝会ったハンターがいました。ハンターと少し言葉を交わしお別れしました。何か仕留めたのでしょうか。その時は獲物は何も無かったようでしたが・・・『このまま成果がないといいな・・・』と思ってしまうハイジでした。
車の音が気になる湯船山
白くらノ頭で
サンショウバラの丘は眺め最高
サンショウバラの丘です
晴れた日にここでお弁当食べたらおいしいだろうなぁ・・・
寒かったです
見覚えのある道祖神が並んだ道を下ります
山口橋に到着
林道をテクテク歩いて行きました
山道を下ります
この場所覚えています
うるさいし寒いので戻ることにしました
左は不老の滝、不老橋経由の林道コース
右は天神山越えの山コース 山コースを行くことにしました
見覚えのある祠に出ました
天神山への標識がありました
小さな社に出ました 
箱根の山々が見えました
いつものカレーパンです
菰釣山も見えています
御正体山が大きく見えていました
また日が射してきました 
気持ちの良い道です
湯船山(1,040m)に着きました
湯船山で記念撮影
急斜面を登って行きます
不老山
表尾根
鍋割山
不老山方面の眺め
鍋割山や表尾根方面の眺め
ていました
箱根の山々が近く大きく見えます
樹林の中を歩きます
明るい尾根を白くらノ頭目指して進みます
茶畑の脇に正しいルートが見つかりました
世附峠へと急ぎます
世附く峠に着きました
周りの山々
白くらノ頭に戻って昼食

【おしまい】(^-^)

湯船山はうるさい?
ハンターと再会
去年と同じじゃ嫌よ
おもしろかったぁ
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