コース&タイム 2023年4月1日(土)快晴
4:40家出発→5:58玄倉駐車場 朝食・準備→6:27出発→7:27蕗平橋→8:29右岸に渡り堰堤でポッキー休憩 上着脱ぐ→9:00 1つ目の鉄塔→左岸の斜面を登りハシゴ、橋を渡る→9:17~29山神峠(880m)チョコとコアラのマーチ休憩→大撫ノ丸(954m) 気持ちの良い尾根→10:00~40昼食→林道ではないルートを下ったが非常に急になったので引き返す→林道を行く→ミツマタの大群落 見晴らし良い→11:00玄倉ノ野登り口→11:20玄倉ノ野の最高地点(862m)→11:30 2つ目のピーク(856m)→12:30神社→12:38玄倉駐車場→13:09出発→15:17家到着
の素晴らし
昨年に習い早目に4時20分に家を出発。6時少し前に玄倉の駐車場に着きました。湖の周りや駐車場は桜が満開でした。山にも新緑の中に転々とピンクが混ざっています。「ほーっ。」と思わず声が出てしまうほどの美しさでした。朝食を取り準備をし6時半頃出発。西に林道を歩いて小菅沢橋を渡って対岸に出ると道は緩やかな登りとなります。ゲートを越えます。その先に昨年来た時には恐ろしいほど道路の片側が崩落している箇所がありましたが、綺麗に修復されていたようです。実はハイジは『もうすぐ崩壊した所に出るかな・・・」と思っているうちに蕗平橋に着いてしまい「あれ?」と思いましたが、おんじは気付いて修復ヶ所の写真を撮っていました。あのもの凄い崩落をよくぞ綺麗に直したものだと感心しました。さて、斜面が満開のミツマタで覆われている塔ノ平を過ぎ、出発してから1時間ほどで蕗平橋に出ました。休まず早速小菅沢の左岸を登って行きました。右岸、左岸は山の上から見てなので、下から登る場合は右手側が左岸となります。しばらく沢沿いに斜面を登って行きましたが、やがて崩落して寸断されてしまったので、沢に下り右岸に渡りました。ペーターは、昨夜はしゃいであまり寝ていなかったせいか、登りになると座り込みが多くなってきました。そこで一休みしてポッキーを食べ大好きなラムネ菓子を渡すと少し機嫌が直り歩いてくれました。
桜とミツマタ満開の丹沢
山神峠~去年行けなかった玄倉ノ野ここは穴場だ!
2
山神峠で記念撮影
玄倉ノ野
山にもあちこち桜のピンク
山にも所々桜のピンクが見られました
塔ヶ岳
玄倉駐車場付近は桜が満開
春爛漫です。3月は週末天気が悪いことが多く、またハイジが風邪ひき、それが長引き山登りに行けませんでした。4月1日、ようやく待ちに待った快晴の土曜日がやって来たので早速山登りに出掛けることにしました。行先は山神峠~玄倉ノ野です。実は、丁度1年前の4月2日に、玄倉~伊勢沢ノ頭~山神峠~玄倉ノ野に登る予定で出かけましたが、伊勢沢ノ頭からルートを間違えて山神峠に至らず、別の尾根を下って小菅沢に降りてしまい玄倉ノ野に登れなかったのです。以来玄倉ノ野がずっと気になっていました。ネットで記録を見ると玄倉ノ野は大仏ノ野と違い樹林に覆われ展望は無く大しておもしろくもない様に書かれています。おまけに私達が今回計画している、昨年降り立った小菅沢を遡り山神峠に至るというルートは、崩壊激しく極めて危険とのことでした。それでも行きたい気持ちが勝って決行することにことになりました。
桜満開の神社に出ました
けっこう良い所じゃん玄倉ノ野
ミツマタ
ペーターは『また登りかよ。』という様子で座り込んでいましたが、直ぐにピークに出ました。大撫ノ丸です。(954m)まだ木々の葉が落ちて丸裸な状態なので同角ノ頭や桧洞丸方面、遠見山~大杉山~弥七沢ノ頭方面、日影山などの眺めも良く、広々と明るくとても気持ちの良い所でした。丁度座るのに最適な大きな倒木があったのでここでポカポカと春の日射しを浴びながら昼食にしました。
そこから少し下った所で右手に林道らしきルートが現れました。目の前には目指す玄倉ノ野が大きく見えているのでそのまま鹿避けフェンスの脇を直進することにしました。ところが崖のような非常に急な下りになって来たので、安全を取って登り返し、グルっと大廻ではありますが先程の林道を下ることにしました。昼食休憩をして体が重いのと、せっかく下ったのにまた登ると言う精神的ダメージのせいか、本日この登り返しが一番きつく感じられました。
鉄塔と大橅ノ丸を見上げる
昨年はここは激しく崩れ落ちていました 綺麗になりました
蕗平橋から小菅沢に沿ってミツマタの群落の中を登る
崩壊したルートを行く 後ろに玄倉ノ野
神様の祠の前じゃなくてベンチに座ってね
激しく崩落していてルートは寸断されています
涸れ沢に降りて詰めて行きます
ツツジも咲き始めていました
玄倉ノ野の最高地点(862m)
気持ちの良い大橅ノ丸(954m)
表尾根
弥七沢ノ頭
林道と言ってもあまり人が歩かないようで落ち葉に埋もれ岩がゴロゴロして普通の山道の様になっています。下って行くと下にミツマタの大群落の斜面が現れました。これは凄い穴場です。同角ノ頭や桧洞丸、大杉山等の展望も良いです。ここで昼食を食べても良かったなぁ。思ったよりずっといい感じの所です。やがていよいよ玄倉ノ野の登り口に着きました。
間もなく前方に鉄塔や峠が近づいてきたので涸れた沢に降りて詰めて行きました。左岸の本来ルートがあったと思われる所は激しく崩落しています。左岸上部に渡れそうな梯子や橋が見えたので、斜面をよじ登って梯子にたどり着きました。梯子を降り、橋を渡りまた登って一つ目の鉄塔に出ました。さらに200mほど詰めて行った所が懐かしい山神峠(880m)でした。懐かしいというのは、実は2006年にこのルートで山神峠に登ったことがあったからなのです。当時はこのように崩壊しておらず、ちゃんとした道があって楽に登れたと思います。当時の記録によると、この山神峠から伊勢沢ノ頭に登り、また山神峠に下り、ユーシンから玄倉林道を歩いたようです。相当長い距離です。よく頑張りました。
ペーターは山神様の小さな祠の前にドカッと腰を下ろしたので、信心深いおんじが慌ててベンチに行かせました。罰が当たったら大変!ここではアーモンドチョコとコアラのマーチを食べ記念撮影をして二つ目の鉄塔の脇を登って行きました。すると、東側に素晴らしい眺めが広がっていました。
蕗平橋を渡ります
弥七沢ノ頭
崩れかかった階段
ミツマタの群落がある塔ノ平
朽ちかけた祠の中に水神宮、山神宮の二つの石が納められています
以前ちゃんとしたルートがあった名残の道標
小菅沢橋を渡って対岸に出ます
玄倉ノ野は樹林帯で展望無しとの情報でしたが、南側に常緑樹がある所は今の時期は葉が落ちているので少し展望もあり明るいです。林道からは急な長い登りのように見えていましたが、さほどではなく、ペーターも時々座り込むものの「ここを登らないと帰れないよ。」と言うと立ち上がり、そうこうしているうちに最高地点(862m)に到着しました。ここで倒木に座って記念撮影。そこから5分ほど歩くと右手に2番目の高さの小ピーク(856m)が見えていますが道は巻いていて、そこにたどり着くには倒木や木の枝で荒れた所を横切らなくてはなりません。おんじとペーターは、気にも留めずどんどん先に行ってしまいましたが、ハイジだけは道なき道を登りその第二のピークに立ちました。先端に赤いテープが巻かれた棒がおっ立てられただけの地味なピークでしたがハイジ自己満足。「勝手に行くな。」とおんじに咎められそうなので急ぎ足でおんじとペーターに追いつき、そ知らぬ風で下って行きました。この辺りは杉の植樹林帯ですが、まっすぐに伸びた杉が整然と並び詰まらないどころか美しいとさえ思いました。下るにつれ至る所に赤テープがあり、迷う心配は全くありませんでした。やがて桜が綺麗に咲き誇った神社に出て、民家の間の細道を下って駐車場に到着しました。
今回は、とても天気が良く、桜とミツマタが満開で景色もよく、心配した山神峠への崩落したルートも思ったほど困難ではなく、とても良い山行でした。ペーターも登りとなると座り込んだりしていましたが、概ね機嫌よく元気に歩けました。満足満足。次回はもう連休に入ってしまうのかな。その前に行ければいいのだけれど。お天気次第ですな。
北西の眺め
そのまま詰めるのは難しそう
斜面をよじ登り上に見える梯子や橋を歩くことにしました
しばらく林道歩きです
桜満開の玄倉駐車場を出発
橋を渡った所で座り込み
山神峠で(880m)
大橅ノ丸の下りから見た玄倉ノ野
右岸に渡りポッキー休憩
沢の左岸を進みます もうお疲れ?
小菅沢に沿って斜面を歩いて行きます
山神峠まであと少しだよ
梯子を下ります
崖を登りルートらしき所に出ました
なつかしい山神峠
祠と鉄塔の脇を登って行きました
ミツマタ
咲き誇る桜
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